元大阪大学、現東京大学学生相談所の初代の教授の倉光先生による単著。タイトルだけみると結構エビデンス重視のアプローチなのかと思いますが、読んでみると倉光先生のさまざまな個人的な実践が詰め込まれているという印象です。ちょっとタイトルと解離してないこともないですが、そこが魅力でもありましょう。
ぼくも臨床の構造に関しては柔軟な考えをする方ですが、倉光先生も結構いろいろやっていてちょっとびっくりしましたね。クライアントと食事に行くとか、男女のクライアントを交際相手として紹介するとか・・・。まあもちろんセラピストの行動化であったという解説ははいっているわけなのですけどね。
動機づけの臨床心理学―心理療法とオーダーメイド・テストの実践を通して | |
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