興味深かったのはアイヌの霊に悩まされる作家の佐藤愛子、メガビタミン療法にはまるSF作家の平井和正、ロボット犬アイボの制作者のひとりによる「般若心経の科学」、「癒しとカルトの大地 カリフォルニア・コネクション」に描かれたチャールズ・マンソン、ケネス・アンガー、ブルース・リーとサイエントロジー、悪魔崇拝の奇妙なコネクションなどです。
心理学的には「ゲーム脳の恐怖」、虚偽記憶症候群のロフタス「抑圧された記憶の神話」など。
ロフタスは疑似科学に立ち向かう正義の科学者的に描かれていますが、ローレンス・スタイナーの描くシリアル・キラーのテッド・バンディの弁護側の証人を引き受けるようなロフタス像(科学者としては正しい態度)も書かれるべきだったと思います。
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