ママとぼくとのささやかなユニット 「呼んでみただけ/安藤みきえ」

 赤ん坊と母親がつくりだすコージーでささやかなユニット。それは子どもが育つにつれて消えてゆくささやかな幻影。
 母が語る物語の意味もすべてわからないのに、その息づかい、抑揚が男の子を安心させ、現れる幻影や言葉に潜む魔から逃れるすべを教えてくれる。
 やがては消えてゆくものだからこそ、大切で、なくすことができないもの。

呼んでみただけ
呼んでみただけ安東 みきえ

新潮社 2010-09
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