「ヘンテコピープルUSA 彼らが信じる奇妙な世界/ルイ・セロー」

 著者は作家のポール・セローの息子でBBCで放送されていた "Paul Theroux's Weird Weekends" (YouTube で見られる)というちょっと変わった人々へを対象にしたドキュメンタリーを放送していたが、この本はドキュメンタリー終了後に番組で取り上げた(取り上げようとした)人々の元を廻ってインタビューを試みたもの。
 対象となっているのは、一番有名な人でいえばアイク・ターナー。奥さんのティナへのドメスティック・バイオレンスが有名で、結局麻薬の過剰摂取でなくなった。あとは白人至上主義の歌を歌う美少女双子デュオ、アメリカで唯一売春が合法であるネバダ州の売春婦、集団自殺を行ったカルト宗教ヘブンズゲイトの生き残り(しかし後に自殺)などなど。
 そういえば村上春樹がポール・セローを訳していたなと思っていたら、解説を書いていた。
 

ヘンテコピープルUSA
ヘンテコピープルUSAルイ・セロー 村井理子

中央公論新社 2010-10-25
売り上げランキング : 254358

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズケアをひらく)
住宅巡礼・ふたたび
TOKYO一坪遺産
全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)
父さんのSh*t(クソ)発言、つぶやきます 毒舌オヤジとぼくとツイッター