FTMの性同一性障害のマンガ家によるエッセイコミック。性別適合手術の前からフーゾクに通ったり、ドラムに弟子入りした師匠が目の前でセックスするのを見せたりとか結構ヤンキー色というか豪快なエピソードも。特に初期の当事者本にあったみたいな苦悩とか社会への怒りみたいな感じは薄いでしょうか。まあ、大変なことは大変なのでしょうが、作者の前向きな性格がカヴァーしているとも言えるでしょう。
ただ彼女との関係はなかなか難しいみたいで紆余曲折ありつつも何とか落ちつきそうな感じで終わっています。彼女が子どもを産みたいという気持ちがあるということで、なかなか難しい問題ですね。アメリカなら養子という話になりそうですが、そういうのも日本でも選択肢としてあってもよいかなと思いました。
ぼく、ちょっと前までおんなのこ | |
西野 とおる ブックマン社 2009-08-25 売り上げランキング : 293752 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 四巨頭会談―男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女 ぼく、長女です。 (ヨシモトブックス) 迷走ラブゲーム (BAMBOO ESSAY SELECTION) ダブルハッピネス (講談社文庫) 女から男になりました。~性同一性障害と闘った24年間~ |