島成園と浪華の女性画家/小川知子
かつては大阪を中心に女流の日本画家が多く活躍していた。島成園もそんな女流画家の一人。
そのプロフィールを読んでいると、結婚後に世間から酷評され・・というあたりに何だか既読感が。
ぐぐってみたら牧野修の「大正二十九年の乙女たち」っていうのは島成園とその周辺の女流画家がモデルだったんだったということがわかりました。
島成園と浪華の女性画家 | |
小川 知子 東方出版 2006-02 売り上げランキング : 727879 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
大正二十九年の乙女たち (メディアワークス文庫) | |
牧野 修 アスキーメディアワークス 2011-04-23 売り上げランキング : 446848 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 晩年計画がはじまりました (角川ホラー文庫) 死んだ女は歩かない 3 ――命短し行為せよ乙女 (幻狼ファンタジアノベルス) ナイトランド Vol.2 少年テングサのしょっぱい呪文 (電撃文庫) 死んだ女は歩かない (幻狼ファンタジアノベルス) |
日本の「人魚」像―『日本書紀』からヨーロッパの「人魚」像の受容まで /九頭見和夫
日本の人魚イメージには「八百比丘尼」の伝承、「山海経」など中国起源のもの、そして近世移入されたアンデルセンの童話に代表されるヨーロッパ的なものなど、さまざまな影響の元に成立している。小川未明の「赤い蝋燭と人魚」から島田荘司のミステリまで現代日本の人魚イメージの源流を探る。
セイレーンが半人半鳥の姿から、人魚と混同されていくプロセスなどが面白かったです。
あまり知られていないような児童作品を取り上げる一方で、「崖の上のポニョ」や高橋留美子の人魚シリーズなどへの言及がないのは残念。
2012年の発行ですが、後書きをみると震災と原発事故の避難の中で作業が進められたとのこと。
日本の「人魚」像―『日本書紀』からヨーロッパの「人魚」像の受容まで (福島大学叢書新シリーズ 9) | |
九頭見 和夫 和泉書院 2012-03 売り上げランキング : 552270 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
アイテムで読み解く西洋名画/佐藤晃子
アイテム=アトリビュートで読む西洋名画。聖カタリナ、車輪で拷問にかけられそうに鳴り、首を刎ねられて死んだからっていっていつも車輪と剣と一緒に描かれるなんてなんか悲しい。
アイテムで読み解く西洋名画 | |
佐藤 晃子 山川出版社 2013-03 売り上げランキング : 61864 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 日テレムック ぶらぶら美術・博物館プレミアムアートブック2013-2014 美術鑑賞手帳 Pen (ペン) 2013年 5/15号 [雑誌] サロメ (光文社古典新訳文庫) 日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 |
ハンガリアン狂詩曲/スズキコージ
東欧をモチーフにした絵皿の文様。人魚の絵皿(デッサン?)が小さいのしかないのが残念。
ハンガリアン狂詩曲 | |
スズキ コージ リブロポート 1989-12 売り上げランキング : 1150340 Amazonで詳しく見るby G-Tools |
ふたごの王様/キャロル・モーリー
田舎と都会、ウィン・ウィンの関係。
ふたごの王様 (絵本ミュージアム) | |
キャロル モーリー Carol Morley ブロンズ新社 1993-03 売り上げランキング : 961658 Amazonで詳しく見るby G-Tools |