2006-03-05から1日間の記事一覧

図解雑学 心と脳の関係/融道男

「こころの科学」の書評で風祭先生が取り上げていたものです。イラストつきでわかりやすく心脳問題を取り上げています。精神疾患の説明はDSMじゃなくて、神経症とかちょっと古い感じです。イラストはちょっとしょぼいですね。どうせなら萌え絵にしたらもっと…

錐体外路 extrapyramidal system

THE SLICES OF THE U.S.A. 9人の作家が書いたアメリカ

オリジナル・ニューヨーク・パンクスのリチャード・ヘルの小説を読むために借りました。"Boy Meets Death, Boy Falls in Love" 冒頭にレヴィ・ストロースの文章が引用されていておおっと思いますが、内容は想像通りのジャンキー小説。精神疾患というわけじゃ…

エンド・ゲーム/恩田陸

ちょっと前に読んでいたのですが、ブログに書くのを忘れていました。常野物語シリーズです。「光の帝国」か何かに短編であったアイディアをふくらませています。こんなアイディアを短編で使うなんてもったいないと思ったんですが、しっかりリサイクルされて…

子どもは判ってくれない/内田樹

「弱い的と共存する」(オルテガ)って良い言葉だね。 ある集団に対して専一的に「批判的」にのみコミットし、その集団の持つ欠陥や不備について責任を感じないでいたいということは、フルメンバーには許されない。ただし、そのような「無垢」でかつ「無責任」…

黄色い本/高野文子

【購入数】★★ 高野文子は「絶対安全剃刀」や昔の奇想天外別冊で読んだくらいで、あんまりよい読者じゃなかったのですが、斎藤環先生の「家族の痕跡」で取り上げられていて面白そうだったので、速攻で注文してしまいました。 うーん、凄い。天才という感じで…

ぼくがとぶ/ささきまき

ちょっと森博嗣的展開ですね。絵柄がかわいいです。ぼくがとぶ ささき まき 福音館書店 1994-01売り上げランキング : 454,205Amazonで詳しく見るby G-Tools

ラカン対ラカン/向井雅明

昔から不思議に思っていたのはラカン派の人々が「ほんとうの」フロイト理解がなされていない、みたいにいうこと。ラカン的に考えたらそんなところには何もないと考えるのが筋じゃないの? ルイ・ボルグの胎児学 p.23 フェニシェル → フェニヘル 刺し縫いボタ…

A Clinical Introduction to Lacanian Psychoanalysis / Bruce Fink

なぜ多くの「正統的」ラカニアンは、個別の事例を解釈せずに、えんえんとラカン理論の精読と注釈に腐心し続けているのか。 http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/archive.html 斎藤先生のお言葉、もっともだね>ぽっきさん。表題の書籍は…