2007-11-09から1日間の記事一覧

愚者のエンドロール/米澤穂信

『インシテミル』がおもしろかったので読んでみました。ちょっと稚拙だけど、奇妙な設定とロジックで変な味わいのある作品ですね。愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)米澤 穂信 角川書店 2002-07売り上げランキング : 34231Amazonで詳しく見るby G-Too…

臨床心理学における科学と疑似科学/リリエンフェルド

装丁からして「ロールシャッハテストはまちがっている」の続編的扱い。新味はないけどおもしろいところはあると思う。臨床心理学が疑似科学以外の何?心理療法がプラセボ以外の何?とは思っちゃうけど。 まあこういう本の常として、統合失調症そのもの実体な…

心理療法とスピリチュアルな癒し―霊的治療文化再考/實川幹朗 編

〈見えないもの〉を語ることは、「病気」なのだろうか? 巷で大流行のスピリチュアルな癒しも、「正統なアカデミズム」からは徹底的に異端視されている。一方で国家資格を目指して勢いづく臨床心理学。近代という時代性と切り離せない臨床心理学の歴史的背景…

週刊文春の表紙がロールシャッハ

昨日がヘルマン・ロールシャッハの命日と言うことで、週刊文春の表紙がロールシャッハ的なインクブロットになっててびっくりしました。表紙の大きさが少し小さくなっていて、表紙をめくると両面見開きのブロットです。