鋼鉄のシャッター/Patric Rice
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かつては心理臨床学会の資格関連のシンポジウムには全心協の代表が出席していた。それがいつのまにか呼ばれなくなり、だいたい同じ意見の人ばかりがシンポジストになるようになってしまった。
つなでさんのブログのコメント欄にyuiさんという方が次のような書き込みをしている。
http://blog.livedoor.jp/realize_now/archives/50270168.html
匿名の方の書き込みなで信憑性については疑問がつくけれど、残念だがそういうことがあっても不思議じゃないと思ってしまう。事実と異なると知っている方がいれば是非お教えいただきたい。また、こうした重要な議事が検討されたのであれば臨床心理士会会員としてどのような議論がされたのか知っておきたいと思う。
ご存知の方もおられるかもしれませんが,「売国奴」に対する処分を求める動きもありました。臨床心理士でありながら,全心協会員である人は多いわけですが,彼らの言動は臨床心理士倫理綱領第6条に抵触するからです。しかし,臨士会も認定協会も「処分」には踏み切りませんでした。
意見の違うものでも排斥しないということが言論の自由が保障されているということだ。それが疎外される中では実名で自分の意見を述べることははばかられ、匿名の意見だけがインターネットに責任のないまま流れることになる。
表題の本はアイルランド紛争の対立者同士にエンカウンター・グループを行う試みの記録。ロジャーズの人間信頼は底抜けに脳天気だが、これを実行にうつすパワーが人間潜在能力運動にはあった。
「ロジャーズに還れ!」僭越だけれど、こういわずにおれない。
鋼鉄のシャッター―北アイルランド紛争とエンカウンター・グループ | |
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引きこもりを恐れず/高岡健
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引きこもり全肯定という立場ですね。確かに短期の引きこもりは有意義になりうるのだろうと思いますが、長期にわたってしまう場合はどうなのでしょうか。自分が学生相談という領域にいるだけに、高岡さんが批判している「引き出し屋」(斎藤環さんを批判しています)的に動く場合もあるかな・・・
アメリカのサイコセラピーの隆盛を自己責任論と結びつけた視点は面白いと思いました。
引きこもりを恐れず | |
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