非対面心理療法の基礎と実際 インターネット時代のカウンセリング/岩本高志茂・木津明彦 共編


内容(「BOOK」データベースより)
本書は、インターネット、電子メール、(テレビ)電話など、さまざまな手段による心理療法(非対面心理療法)について、その基礎と実際を具体的にまとめた解説書である。まず第1部の「基礎編」では、非対面心理療法の歴史、方法論、その効果と課題などを解説する。続く第2部「実際編」では、臨床現場での活用や問題点について事例を交えて解説し、今後の展望についても言及する。臨床現場で、非対面心理療法を行っているカウンセラー、精神科医等にとって、またオンラインカウンセリングに興味をもっている読者にとっても好適な書である。

内容(「MARC」データベースより)
インターネット、電子メール、(テレビ)電話など、さまざまな手段による心理療法(非対面心理療法)について、歴史や方法論などの基礎と、臨床現場での活用や問題点などの実際を、具体的にまとめた解説書。


目次
第1部 基礎編
1章 非対面心理療法の歴史
2章 非対面心理療法の方法論
3章 非対面心理療法の臨床効果―電話やコンピュータなどの情報機器の利用による行動療法のサポート
4章 非対面心理療法の課題
第2部 実際編
5章 非対面援助活動としての電話相談―「いのちの電話」の経験を基礎として
6章 コーチン
7章 電子メールによる教育相談
8章 インターネットとひきこもり
9章 電子メールによる摂食障害患者への治療支援 ほか
10章 インターネットを利用した強迫性障害の行動療法―遠隔治療の経験から
11章 電子メールを用いたフォーカシング技法の試み
12章 精神分析の視点からみたメールコミュニケーション
13章 テレビ電話を用いた精神科診療および精神保健福祉相談―北海道における取組みを中心に
14章 情報技術を活用した生活習慣変容支援
15章 CD-ROMで学ぶ認知療法
16章 コンピュータ・アシステッド・カウンセリング
終章 非対面心理療法の展望

 いのちの電話、電子メール相談、テレビ電話相談(これは結構学生相談領域では試みられていますね)、ネットを利用した行動療法、フォーカシング(的メールカウンセリング)まで多領域に渡る非対面心理療法が実例を持って取り上げられています。
 それでもやっぱり論文のまとめや、長い引用が多いですね。まだまだこのジャンルはこれからかな・・・

Lifeline http://www.lifeline.org.au/


Samaritans http://www.samaritans.org.uk/


非対面心理療法の基礎と実際―インターネット時代のカウンセリング
非対面心理療法の基礎と実際―インターネット時代のカウンセリング岩本 隆茂 木津 明彦

培風館 2005-12
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