生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学/諸富祥彦

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この国の年間自殺者はもう何年も三万人を超えている。
誰もが自分は「軽うつ」ではないかと疑いはじめている。
この時代には確かに、私たちの生きる意欲を奪う何かがある。
生きるのがつらい。
もう、前向きになんか生きられない。
そんな閉塞感が漂う世の中で、自分の苦しみにうまく対処し、身近な人と支えあいながら生きていくには、どうすればいいのか。
反ポジティブシンキングの思想で語る、「一億総うつ時代」の心の処方箋。


目次
第1章 みんなつらさを抱えて生きている
第2章 つらさをつらさとして受けとめる
第3章 弱音を吐くのも生きる技術
第4章 ありのままの“今の自分”を受け入れる
第5章 身近な人がつらいとき
第6章 「助けあい、弱音を吐きあう関係づくり」の大切さ

 基本線は反ポジティブシンキング、自己受容の森田療法・コミットメント&アクセプタンス療法・弁証法的行動療法路線の一般向け心理本。描かれるうつ病像はメランコリー親和型という印象。フォーカシング、増井武士氏の心の整理法などを織り交ぜてます。
生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書)
生きるのがつらい。―「一億総うつ時代」の心理学 (平凡社新書)諸富 祥彦

平凡社 2005-11
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