ボランティア活動、キャンプ療法、音楽療法、子育て支援、フリースペース、大学教育におけるプロジェクト型演習などさまざまな地域臨床を取り上げています。
面白かったのは編者の中田先生による「第1章 あるボランティア活動から見た地域実践についての学び」、プレイセラピーにのらなかった子どもに対するオープンスペースでのチームによるボランティアでの関わり。
こんな留保して心理臨床を特権化しとかなくても別になくてもいいんじゃないか、って思います。この子にとっては個人のプレイセラピーよりもずっとよいものを提供できたのですから。いつでも個人療法が大切な心理療法の呪縛はもう少しうちはらってもいいのではないでしょうか。
このような取り組みはいわゆる”心理臨床”とはいえないだろう。(p.17)
地域実践心理学 実践編 | |
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