時間遡行的に多視点から物語を描くというトリッキーな書き方を選びつつ、運命の収束という『赤朽葉家の伝説』あたりから流れるテーマが、これまでの伝記的、『ポーの一族』的展開の逆転という形で、近親姦という重いテーマを携え脳髄にぎしぎしと響く一冊。
私の男 | |
桜庭 一樹 文藝春秋 2007-10 売り上げランキング : 138 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 赤朽葉家の伝説 青年のための読書クラブ 心に龍をちりばめて 桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。 知られざる宇宙―海の中のタイムトラベル |