高学歴男性におくる 弱腰矯正読本―男の解放と変性意識/須原一秀

 『自死という生き方』で注目の哲学者の本。雪雪さんがブログで紹介し、michisu さんが読んでおもしろいと言っていたので読んでみました。確かに濃いね。
 タイトルからすると何だか啓発書みたいだけど、変なところから球が飛んでくるというか。いきなり変性意識でヒステリー研究の類催眠状態から始まって、ウヨク・サヨク度をバランスよく高めて葛藤を抱えようとか・・・・。この本からもう自分の寿命は自分で決めようといった『自死という生き方』につながっていく思想がちらちらと見えているね。

高学歴男性におくる 弱腰矯正読本―男の解放と変性意識
高学歴男性におくる 弱腰矯正読本―男の解放と変性意識須原 一秀

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