恩田陸初の戯曲。恩田版「ガラスの仮面」の「チョコレート・コスモス」執筆の取材で知り合った縁で台本執筆ということになったよう。一日50枚の速筆の恩田さんでもさすがに台本は勝手が違ったらしくて記憶もとびとびだったと後書きに書いてありました。中身は恩田陸お得意の心理ミステリ、久々に集まった高校の同窓生たちが語る友人の死と掘り起こされた過去・・・。ちょっと亡くなったアイドルを巡る元追っ掛けたちの心理劇、映画「キサラギ」を思い出しました。
本編とは全然関係ないけど、後書きにあった「ラ・ブーム」と「食人族」の二本立てって凄いね。ぼくも小学校時代、何かと併映されていた「スナッフ」全然なんだか知らずにみちゃった。R-18なんてない、おおらかな少年時代の思い出です。
猫と針 | |
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