統合失調症のドーパミン仮説、うつ病のノルアドレナリン・セロトニン仮説と製薬会社のパンフレットみたらなるほど、そうなのかと頷いてしまいますが、実はこういう薬はそういう仮説に基づいて生成される訳では全然なく、ただいろいろ作って試しで効いたものが商品化されて、理論は後付で作られているのです。だからドーパミン説にしろ、ノルアドレナリン・セロトニン説にしろ今の時点では仮説にしか過ぎず、今また統合失調症などではグルタミン酸なども有力となっているとのこと。
後半は製薬会社の市場拡大戦略に対する批判が連ねられています。
とはいえサイエントロジーの人々のように向精神薬全否定、糖分を控えてビタミンとったら統合失調症もなおりますなんて路線はもっとやばい方向に向かうことになるでしょう。薬といっても万能のものはなく、その効き目を確認しながら主体的に活用するという視点が重要なのだと思います。
精神疾患は脳の病気か?―向精神薬の科学と虚構 | |
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