ハワード・カーターがツタンカーメンの墓を発見したとき、実はユダヤ人がエジプトからカナンの地に逃れたというのはフィクションだという証拠を発見していて証拠隠滅していたのではないか、という歴史読み物。ちょっと状況証拠が多すぎていまひとつ説得力にはかけるのですが、たしかにアイディアとしては面白いです。カーターのパトロンのカーナボン卿の奥さんはユダヤ人富豪ロスチャイルド家の庶子とかなかなか素材もそろっています。むしろ『ダビンチ・コード』のように小説にすべきだったかも。
ツタンカーメンと出エジプトの謎―隠されたパピルスの秘密 | |
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