どうも訳語からぴんとこない専門用語というのがあって、例えばエクスナーの"developmental level"。既訳は「発達水準」なんだけど、ブロットが発達していくわけ?っていうことで何かイメージできない人が多いのでは。あれは写真の現像(DPE のdevelop)だから、「現像水準」=実際のブロットから心的イメージにいかに現像されているかのレベル、と訳せばよかったと思う。
最近の用語でイメージしづらいのが「弁証法的行動療法 dialectic behavior therapy」、といっても dialectic を英和辞典で引いてもなかなかいい訳はないし・・・。そいで英英辞典をひいてみると
とある。二つの異なる力の対決というニュアンスは落ちちゃうけど、「対話行動療法」という訳語はどうかな。個人的には「弁証法的行動療法」よりはイメージしやすいんだけど。
People refer to the dialectic or dialectics of a situation when they are referring to the way in which two very different forces or factors work together, and the way in which their differences are resolved. (FORMAL or TECHNICAL)
弁証法的行動療法ワークブック―あなたの情動をコントロールするために | |
Scott E. Spradlin 斎藤 富由起 守谷 賢二 金剛出版 2009-02 売り上げランキング : 77852 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 弁証法的行動療法実践マニュアル―境界性パーソナリティ障害への新しいアプローチ |