「力動的集団精神療法 ―精神科慢性疾患へのアプローチ」を出版します。

 またアマゾンでは「4日〜6日」になっちゃいました。もう少したくさん仕入れてよ、アマゾンさま。
 
 楽天ブックスにも http://books.rakuten.co.jp/rb/%E5%8A%9B%E5%8B%95%E7%9A%84%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%99%82%E6%B3%95-%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%A7%91%E6%85%A2%E6%80%A7%E7%96%BE%E6%82%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%81-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E5%93%B2%E9%83%8E-4772411283/item/6424256/


 ロテ職人さんのブログでとても好意的に取り上げて頂きました。ありがたいです。
 http://blog.rote.jp/2010/03/26-124500.php


力動的集団精神療法―精神科慢性疾患へのアプローチ
力動的集団精神療法―精神科慢性疾患へのアプローチ高橋 哲郎

金剛出版 2010-03-22
売り上げランキング : 16852

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
集団精神療法ハンドブック
グループサイコセラピー―ヤーロムの集団精神療法の手引き
精神力動的精神療法―基本テキスト (DVD付き)
グループワークの専門技術―対人援助のための77の方法
精神分析的人格理論の基礎―心理療法を始める前に


 金剛出版さんから日本集団精神療法学会で10年ほど続けていたワークショップをまとめて本を出すことになりました。
 統合失調症、パーソナリティ障害などの患者さんを対象とした力動的、対象関係論的、システム論的、エンカウンター・グループ的な集団精神療法の理論と症例をまとめた本です。
 高橋哲郎先生(精神分析セミナリー)、野島一彦先生(九州大学)、権成鉉先生(クリニック・ソフィア)との共編著です。
 ぼくはワークショップの経緯、集団精神療法の入門編、フークス集団分析精神科病院での事例について書いています。
 仙台で行われた日本集団精神療法学会で先行販売しました。

 Twitterはてなダイアリーつながりで、ブログ「蠅の女王 十三乙女漂流記」の YOW さんに素晴らしいカヴァーを描いていただきました。
 専門外の方もジャケ買い可であります。


詳細な画像はYOWさんのふぉとらいふにどうぞ。http://f.hatena.ne.jp/YOW/%E8%A6%8B%E4%B8%96%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%80/


金剛出版のウェブサイトに掲載されました。
http://kongoshuppan.co.jp/dm/dm.php?cd=1128


セブンネットショッピングに掲載されました。
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102897407



S・フロイト,M・クライン,W・ビオン,S・フークス,C・ロジャーズを思想的背景とする,統合失調症,パーソナリティ障害,双極性障害,慢性うつ病患者への集団精神療法の長き苦闘の実践録。集団をマネジメントする臨床家の徹底した基本的技法,慢性化にともなうクライエント特有の心理の理解,患者への愛情,さらに遷延化する症状への治療をあきらめない根気が求められるなかで,力動的集団精神療法は実践されていく。力動的集団精神療法の創始者たちのキータームの解説を試みる「理論編」にひきつづき,精神科慢性疾患と向き合いつづける臨床家たちの実践をつづった「実践編」を,いわば絶えず行き来するなかで,本書はこれまでに類を見ない力動的集団精神療法を理解・実践するための決定的な一冊となる。

おもな目次
まえがき 高橋哲郎
「精神科慢性疾患の力動的集団精神療法の会」の経緯 太田裕一
第1部 理論編
第1章 対象関係集団精神療法―Bion の基底的想定グループ概念 高橋哲郎
第2章 対象関係集団精神療法における「妄想−分裂ポジション」と「抑うつポジション」について 権 成鉉
第3章 Foulkes の集団分析と精神科慢性疾患の集団精神療法 太田裕一
第4章 若い臨床家のためのガイド「統合失調症患者への力動的集団精神療法」 太田裕一
第2部 実践編
第5章 統合失調症に対する力動的精神療法とその有効性 高橋哲郎
第6章 アメリ精神科病院での事例 高橋哲郎
第7章 精神科病院での長期グループの事例 野島一彦
第8章 統合失調症患者対象の集団精神療法における喪失と希望の持つ意味 太田裕一
第9章 集団精神療法における転移と行動化,ワークスルー―躁的防衛としての「たまり場」から「オアシス」へ 権成鉉
第10章 多様な病態水準で引きこもり症状を示す患者たちのコンバインド・セラピー―“暴力の影”夢想,暴力的交流と団結,怒りの“容器”としての言葉 手塚千惠子
第11章 無期限にしばりつける悪い母―うつ病患者への精神分析集団療法の一事例 黒崎郁彦
第12章 短期力動的集団精神療法の可能性―教師の職場復帰支援グループを通して 井上麻紀
索引
初出一覧
執筆者一覧
編者略歴

訂正事項

  • p.8 文献のボラスの論文には邦訳がありました。『対象の影 対象関係論の最前線』(クリストファー・ボラス 岩崎学術出版社)の第8章に転載されていました。
  • p.76 44l p.426 → pp.426