マンガ 5月から読む精神分析学入門／石田おさむ 福島章

　タイトルは謎。5月病からの連想？元本の『まんが　フロイトの「心の神秘」入門』の方がずっとピッタリしている。精神分析学入門というよりはフロイトの伝記。手紙のやり取りを直接会って話したことにしていたりするけれど、結構うまく描かれている。ちょっとひっかかったのはエミリー・フォン・R嬢の事例で、前額法に行く前にフロイトが疼痛がするという太ももをフロイトが手で押さえるとエミリーが何かエクスタシーめいた叫び声を上げるシーン。エクスタシーはともかくこんな感じの身体接触はあったんだっけ？
　それから小澤平作先生もちょっぴり登場。しかし残念ながらルビが「こざわ」。

マンガ 5月から読む精神分析学入門 (だいわ文庫)
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