2006-01-10から1日間の記事一覧

サバルタンは語ることができるか/G.C.スピヴァク

原題は "Can the Subaltern Speak?" 「サバルタンはしゃべることができるか?」という方がニュアンス的には近いか。著者はアメリカ在住のインド人女性批評家。内容はデリダだのフーコーだのフランス現代思想満載ではっきりいってよくわからないけど、何だか…

期間限定の思考 「おじさん」的思考2/内田樹

アジサカコウジのゆるいマンガがついていて笑いつつも考えさせられる内容です。アマゾンのブックレビューに小谷野敦氏がレビューを書いてますね。期間限定の思想―「おじさん」的思考〈2〉内田 樹 晶文社 2002-11売り上げランキング : 62,839Amazonで詳しく見…

言語と文学/モーリス・ブランショ ジャン・ポーラン 内田樹

内田先生がすでに著書でふれていたヴィシー政権下で書かれた一見すると文芸評論だけれど、解読すれば政治批判の書。ジャン・ポーランの元の文芸評論に、内田先生の解題を付してある。 あらゆる夾雑物を廃した純粋性の追求は、その過度の観念性ゆえに現実の局…

ヒースクリフは殺人犯か?/ジョン・サザーランド

ジョン・サザーランドの文学へのつっこみエッセイの19世紀編。 34編のうち読んでいたものは、フランケンシュタイン、ジーキル博士とハイド氏、ドリアン・グレイの肖像、まだらのひも、透明人間、ドラキュラのみ。ヒースクリフは殺人犯か?―19世紀小説の34の謎…

逆検定中国国定教科書/井沢元彦 金文学

逆検定中国国定教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史井沢 元彦 金 文学 祥伝社 2005-09売り上げランキング : 4,264Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 世界がさばく東京裁判 仏教・神道・儒教集中講座 抹殺された大東亜戦争―米軍占領下の検閲が歪め…

心は実験できるか/ローレン・スレイター

【購入数】★ 1 スキナー箱を開けて―スキナーのオペラント条件づけ実験 2 権威への服従―ミルグラムの電気ショック実験 3 患者のふりして病院へ―ローゼンハンの精神医学診断実験 4 冷淡な傍観者―ダーリーとラタネの緊急事態介入実験 5 理由を求める心―フェステ…