【購入数】★★ 成田善弘先生編による境界性パーソナリティ障害の精神療法の集大成。サイコロジストの立場からは中京大学の神谷栄治先生が執筆されています。 p.27 最近出版されたクラーキン、イエーマン、カーンバーグ(2004) → (1999) p.36 マーシャ・ライン…

成田先生の5冊目の論文集。椙山女学園の教員時代に書かれたものが中心。 第一部、第二部は成田先生が関心を向けてこられた共感と解釈、逆転移、境界例、強迫性障害、心身症、腎臓移植の心理面への影響などのトピックがダイジェスト的にまとめて読めます。 読…

僕も2年くらい巨大総合病院で非常勤心理職を勤めていましたが、そこでのあわただしい経験や、ほんのちょっとしたリエゾン体験を思い出しました。総合病院が死の否認という点で心身症的であるという指摘にはなるほどと思いました。心身症と心身医学―一精神科…

【購入数】★★ もっと早く読んでいたら 昨年度のbest 5 選定の時にまた悩んだことでしょう。 自分の年齢も重なることから「喪失と創造の間 中年期の課題と精神療法」を身をつまされて読みました。 序で日本精神分析学会で医師が少数派になりつつあるという事…

成田先生もギリシア神話がお好きとは知りませんでした。フロイトと贈り物に関する章での、症例ドラとブロイアーの娘ドラとの関係は興味深く拝読しました。ドラ=dora という名前はまさにラテン語で「贈り物」という意味です。 また臓器移植のドナーとレキピエ…

【購入数】★ 目次 面接のはじまり 沈黙と言葉 治療者の介入 治療者の介入（共感・解釈・自己開示） 転移／逆転移と解釈 面接のおわり 短い面接について 精神療法家にとっての理論と経験 「書く」ことについて 治療者のメンタル・ヘルス 精神療法家のライフサ…