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神田橋條治先生が「こころの科学」で紹介していました。内容的にはコミュニティ心理学と重なっていますが、あえて「地域実践心理学」として、より地域に密着した心理学を目指すという趣旨です。そもそも「コミュニティ心理学」という命名も、community は単なる地域ではないというこだわりの結果なのですが、確かに今ひとつ日常性と乖離してしまっているという印象がありました。ですから「地域実践心理学」は再び「地域」への回帰が施行されています。この方向性には賛成です。本書は学生向けのテクストという性格から「実践」という性格はいまひとつ弱いのですが、近々「実践編」も刊行されるようなのでそちらに期待したいと思います。この方向でいろいろ面白い展開がありそうです。
<目 次>第1章 地域実践心理学への第一歩
第I部 地域実践心理学の基礎理論
第2章 臨床心理学の概観
第3章 心理療法の3つの学派
第4章 心の病・障害の理解
第5章 臨床教育学
第6章 子どもの成長の理解
第7章 基礎心理学から学ぶ第II部 地域実践心理学の基礎技法
第8章 カウンセリングの実際
第9章 プレイセラピーの実際
第10章 実践者としての成長
第11章 体験課題集第III部 地域実践心理学の活動
第12章 地域実践心理学の現場
第13章 地域実践心理学の研究あとがき
索 引
- Key Words ボランティア、グループワーク、
地域実践心理学―支えあいの臨床心理学へ向けて | |
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