2006-08-19 絵小説/皆川博子 宇野亞喜良 book 皆川博子が好みの詩の一編を宇野亞喜良に渡し、宇野がそれをもとに絵を描き、今度はその絵からイメージした物語を皆川が書くという趣向の短編集。 ちょうど今三浦雅士の長編評論「出生の秘密」を平行して読んでいて、そこで取り上げられているのが丸谷才一の「樹影譚」。解説めいた最後の短編「あれ」が同じ「ありえないはずの記憶」というテーマで書かれていておもしろかったです。絵小説皆川 博子 集英社 2006-07売り上げランキング : 92558Amazonで詳しく見るby G-Tools