イギリスの心理療法とは別物の認知行動的でエビデンスに基づく臨床心理学の広範なレポート。国家資格問題に関しても重要な資料です。
哲学から、精神分析まで、現代の臨床心理学の背景も詳しく解説されていて、ちょっぴりですがフークスの集団分析も取り上げられています。
- p.245 アーボース協会 → アーバース協会 Arbours 元上司かりぶ氏が行ってたレイン派の巣窟。ニナ・コルタートも関与。
- p.251 バリントの妻のユーニッド → たぶん原稿では「エニッド」となっていたのが「エ」=「ユ」+「ー」とギャル字化したものと思われます。マイケル・バリントの3番目の妻、ソーシャルワーカーの「イーニド Enid」。最初の妻アリスはロンドン爆撃で死亡。2番目の妻は元患者ですぐ離婚。人のことはいえず、僕もプログレ・バンドの "Enid" もずーっと「エニド」だと思ってました。
- p.260 タビストック・クリニックのアーズィール → 「共通集団緊張」のヘンリー・エズリールのこと? Henry Ezriel
認知行動アプローチと臨床心理学―イギリスに学んだこと | |
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