日本にカップルは存在しない?

夫婦療法―二者関係の心理と病理/佐藤悦子

 家族療法の本はたくさん出版されていますが、カップルに焦点をあてた本って驚くほど少ないですよね?カップル類型とかアメリカなんかでは結構研究されてますが、日本では標準的なモデルみたいなのは確立してないみたいですよね。やっぱり日本ではカップルって概念自体が未成立っていうか、結婚すると同時に家族に回収されちゃうからでしょうか。
 ちょっと哲学的な私と他者の関係性みたいな話から始まって、何かな・・これはと思っていましたが、著者がアメリカでセラピーを学び、英語で苦労して日本語なら通じるという幻想をもっていたけれど、日本人のクライアントを前にして想いが通わず愕然とするというエピソードを読んで何だか納得しました。夫婦グループセラピーや、不登校児の親のグループセラピーの実例が掲載されているところも興味深かったです。


 p.26 Burn → Berne 交流分析の人
 p.26 トランズアクション → トランザクション
 p.54 Deutseh → Deutsch

夫婦療法―二者関係の心理と病理
夫婦療法―二者関係の心理と病理佐藤 悦子

金剛出版 1999-05
売り上げランキング : 594253

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
家族臨床心理学―子どもの問題を家族で解決する
DSM-IV-TR精神疾患の分類と診断の手引
認知療法・認知行動療法カウンセリング初級ワークショップ―CBTカウンセリング
やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方