絶頂美術館/西岡文彦
この本に関しては白水さんがフォーラム(裕's Objet Relational World - フォーラム)で適切なレビューを書いてくださっていますが、ぼくもようやく読みました。県内の他の市立図書館にしかないので、発売から6ヶ月経過しないと借りられないのです。絶頂美術館というタイトルはほんとに魅力的なのですが、残念ながら性愛関連の絵の紹介みたいな感じになってしまっていまひとつ「絶頂=エクスタシー」というものに迫りきれていないという印象です。
はっきりいうと白水さんのカラバッジオ論の方がずっと面白いと思いました・・・。
絶頂美術館 | |
西岡 文彦 マガジンハウス 2008-12-18 売り上げランキング : 7676 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 名画の秘めごと―男と女の愛の美術史 恋する西洋美術史 (光文社新書 384) 怖い絵3 ファム・ファタル――妖婦論 危険な世界史 |
エクスタシーで思い出す症例はジャネの症例マドレーヌ。どうせなら宗教的法悦とかシモーヌ・ベーユとかそういう世界まで突っ込んでほしいです。
症例マドレーヌ―苦悶から恍惚へ | |
松本 雅彦 みすず書房 2007-05-24 売り上げランキング : 315322 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 精神分裂病の概念―精神医学論文集 夢と精神病 アンリ・エーと器質力動論 シャルコー―力動精神医学と神経病学の歴史を遡る (精神科医からのメッセージ) 現代フロイト読本 1 |