精神病理学とは何だろうか/松本雅彦
いまや絶滅寸前の精神病理学ですが、1987年というまだ生物化学的精神医学が花開く前、宇都宮病院事件の記憶もさめやらぬ時期に書かれた精神病理学的精神医学史。アマゾンのユーズドで300円もせずに買えるのはお買い得。
にぶいことにジャネの項を読んでいて初めてジャネの「症例マドレーヌ」の訳者と著者が結びついた。
こうした精神医学、地域精神医療を出していた悠久書房の編集者が吉森次郎氏で、ぼくは後に三枚橋病院の事務長に転身してからの氏のことしか知らなくて、病院に勤務時はそんなことは知りもしなかったけど、今から思えば編集者時代の話を聞いておけばよかったなと思った。
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