小児がん病棟の子どもたち 医療人類学の視点から/田代順

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内容(「BOOK」データベースより)
白血病悪性リンパ腫などと闘う小児がん患児たちをフィールドワークし、患児同士、患児と親、患児と医師・ナースの相互作用の諸相を導き出し、病棟社会の関係構造を提示する。


目次
第1章 はじまりの語り
第2章 フィールドに向かって
第3章 病棟社会の構成
第4章 自分の病気を知ること/知らないでいること
第5章 終末期、そして子どもの死
第6章 「ふり」をする母親
第7章 タブーを排除すること、あるいは不安と恐怖について
第8章 「社会的な死」を招来しないための関係構造
おわりに―断ち切られた者、終わらない歌を歌う

 小児がん病棟の子ども、家族、医療スタッフを巡る医療人類学のフィールドワーク。がん告知といっても子どもに対してはまだまだ日本ではタブーで、家族と本人双方の「死」の否認の中で最後を迎える子どもたちの姿が何ともいえない気持ちにさせます。
 著者の浜松学院大学の田代先生はサイコロジストで集団療法学会や、近所でお目にかかったりします・・・
小児がん病棟の子どもたち―医療人類学の視点から
小児がん病棟の子どもたち―医療人類学の視点から田代 順

青弓社 2003-01
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