narrative

物語りとしての心理療法/ジョン・マクレオッド

目次 1 心理療法、文化、そして物語ることは、どのよう に重なり合っているのか 2 認識としてのナラティヴ ――心理療法における物語ることの特質と機能 3 心理療法におけるナラティヴ ――心理力動的アプローチ 4 構築主義的なナラティヴの活用と認知療法 5 社…

Re-authoring の訳

ぽっきさんとの対話の中で考えたことだけど、また違う話なので別項をたてました。ナラティヴ・セラピーの"Re-authoring" の訳についてです。 ぽっきさんご指摘のように「再著述」という訳だと、ほとんどの人は「書き換え」と同義だと思ってしまうでしょう。…

小児がん病棟の子どもたち 医療人類学の視点から/田代順

【購入数】★ 内容(「BOOK」データベースより) 白血病や悪性リンパ腫などと闘う小児がん患児たちをフィールドワークし、患児同士、患児と親、患児と医師・ナースの相互作用の諸相を導き出し、病棟社会の関係構造を提示する。 目次 第1章 はじまりの語り 第…

病の語り 慢性の病をめぐる臨床人類学/アーサー・クラインマン

【購入数】★ 内容(「BOOK」データベースより) 本書は、慢性の病いをかかえた患者やその家族が肉声で語る物語を中心に構成されている。今日の生物医学によって軽視されがちなこうした病いの経験、語りこそが、実は医療やケアの中心に据えられるものではない…

”問題行動の意味”にこだわるより”解決志向”で行こう/森俊夫

目次 “意味”を考える意味 また“意味”の意味を考える 「理論」を信じてはいけない 病気をすると得をする? 問題行動・症状は治したらアカン? 付けられた“意味” 都合のよい“意味” 問題の「外在化」 外在化AGAIN 奇跡のプレゼント 解決の方法はクライエン…

ナラティブ・ベイスト・メディスン 臨床における物語と対話/トリシャ・グリーンハル ブライアン・ハーウィッツ

内容(「BOOK」データベースより) 本書は医学界に強調されてきた「根拠」や「統計」「科学性」に対する補完的な意味をもつ考えであり、新しい時代にかなったパラダイム・シフトを医療者に求める、Narrative Based Medicine(NBM)の意味とその重要性を提示す…

妖怪セラピー ナラティブ・セラピー入門/芥子川ミカ

そういえば今日、ニュースで妖怪そっくりコンテスト(ゲスト水木しげる先生)をやっていました。 心理系ブログでも話題沸騰の書籍(?)。作者は社会学専攻で、ナラティヴ・セラピーの外在化の対象として「妖怪」を使います。 ナラティヴ・セラピーの入門書とい…

「べてるの家」から吹く風/向谷地生良

【購入数】★ 「浦河べてるの家」を支える「公私混同」ソーシャールワーカーの向谷地さんのはじめての単著。 ナラティヴ・セラピーなど学術面を押し出すことはないのですが、外在化や関わりのアイディアが読みやすいエピソードの中に見いだすことができます。…

ADHDへのナラティヴ・アプローチ/デイヴィッド・ナイランド

【購入数】★ 原題は"Treating Huckleberry Finn - A New narrative Approach to Working with Kids Diagnosed ADD/ADHD" 「ハックルベリー・フィンの治療 ADD/ADHD と診断された子どもと辿る新しいナラテティヴ・アプローチ」。著者はADHDは基本的に生化学的…

ナラティヴ・セラピーみんなのQ&A/ショーナ・ラッセル マギー・ケアリー

http://www.dulwichcentre.com.au/ ナラティヴ・セラピーみんなのQ&Aショーナ ラッセル マギー ケアリー Shona Russell 金剛出版 2006-02売り上げランキング : 265191Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ADHDへのナラティヴ・アプローチ―子どもと家族・支…

癌と心理療法/岸本寛史

現富山大学保健管理センター助教授、心療内科医の著者によるユング派のアプローチによる癌患者の心理的サポートの実践の記録です。癌患者の描画も納められています。 自分などもセラピーをやるときにやっぱり「変化」を目標にすることが多いわけですが、難病…

人生のリ・メンバリング/ロレイン・ヘツキ ジョン・ウィンスレイド

【購入数】★ ナラティヴ・セラピーが死にゆく人、愛する人を亡くした人にいかに関わるかを記した本。 原題は "Re-membering Lives"。「死を前にした人が自分の人生を振り返る」という意味と、「愛する人が亡くした人を忘却するのではなく、自分の人生という…

会話・言語・そして可能性/ハーレン・アンダーソン

原本の半分強のみをセレクトした抄訳。筆者はアルメニア系のアメリカ人。グリーシャンととともに「無知の姿勢」というナラティヴ・セラピーの重要なアイディアを提出した人。グリーシャンが亡くなって、この書籍も共著ではなく単著になったらしい。 ナラティ…

ナラティヴ・セラピーって何?/アリス・モーガン

【購入数】★ 副題は邦訳では省略されていますが、「やさしく読める入門書」。ナラティヴ・セラピーを具体例をまじえながら、易しく解説。著者がスクールカウンセラーということもあって子どもの事例が多いです。ナラティヴ・セラピーって何?アリス モーガン …

ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践/斎藤清二 岸本寛史

【購入数】★★ 不勉強でまだ読んでいませんでした・・・岸本先生の癌患者のセラピーが心に残ります・・・ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践斎藤 清二 岸本 寛史 金剛出版 2003-07売り上げランキング : 9431Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ナラテ…

リフレクティング・プロセス/トム・アンデルセン

【購入数】★ ナラティヴ・セラピーの主要概念である「リフレクティング・チーム」について述べた著作を日本版として特別編集。「リフレクティング・チーム」とは要するに、ワンウェイミラーごしにクライアントからは隠れて家族療法をスーパーヴァイズしてい…

べてるの家の「非」援助論/浦河べてるの家

浦河べてるの家のことを知ったのは新聞記事か何かで「G&M(幻聴&妄想)大会」(統合失調症当事者の方が自分の幻聴、妄想の内容を語り、すぐれた幻聴、妄想に賞を与えるというもの)のことを読んだときでした。それ以来いろいろなところで目にする機会はあり、…

物語としてのケア/野口裕二

【購入数】★★★ あらゆる専門知を用いない「無知の姿勢」は、自らの言説のなかに「権力」を内在させないようにするための究極の方法といえるかもしれない。 p.140 はっきりいってそれは違う。どんな方法をとろうが、我々が権力といったものから逃れられると思…

ナラティヴ・セラピーの実践/シェリル・ホワイト デイヴィッド・デンボロウ

ナラティヴ・セラピーの実践シェリル ホワイト デイヴィッド デンボロウ Cheryl White 金剛出版 2000-02売り上げランキング : 206,187Amazonで詳しく見るby G-Tools

ナラティヴ・セラピー/シーラ・マクナミー ケネス・J・ガーゲン 編

原著は13編からなる論文集だけど、邦訳はそのうち6編からなる抄訳。ナラティヴ・セラピー―社会構成主義の実践S・マクナミー K・J・ガーゲン 野口 裕二 野村 直樹 金剛出版 1998-01売り上げランキング : 239,279Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 社会的…

セラピストの物語/物語のセラピスト/小森康永・野口裕二・野村直樹 編著

セラピストの物語/物語のセラピスト小森 康永 野村 直樹 野口 裕二 日本評論社 2003-03売り上げランキング : 176,760Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ナラティヴの臨床社会学 ナラティヴ・セラピーって何? 物語としてのケア―ナラティヴ・アプローチの…

人生の再著述/マイケル・ホワイト

再著述というとなんのこっちゃ?ということになりますが、auhoring とは著述でもあり、コンピュータの分野でいうと、たまったコンテンツをポータブルな媒体にうまく配置をすることをいいます。つまり人生のコンテンツ自体は変わらないけれど、その構成を変化…

物語について/W.J.T.mi

原題は"On Narrative"。精神分析の立場からロイ・シェーファーが書いています。なぜかアーシュラ・K・ル・グインも執筆しています。物語についてW.J.T. ミッチェル 海老根 宏 新妻 昭彦 平凡社 1987-08売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools

ADHDへのナラティヴ・アプローチ/デイヴィッド・ナイランド

第1部 批判(導入―ハック・フィン、チャド・ジェイジー医師に会う 不可思議な科学―ADHD診断の実態) 第2部 解決(スマート・アプローチ―概観 ステップ1―ADHDの問題を子どもから切り離して考える ステップ2―子どもや家族に対するADHDの影響を描き出す ステップ3―…

物語としての家族/Michael White & David Epston

ナラティヴ・セラピーの原点。原題は ”Narrative Means to Therapeutic Ends” で邦題とはずいぶんズレがある。まあ訳された1992年時点では「ナラティヴ」とタイトルにいれてもみんなわからないだろうからしょうがないけど。直訳すれば「治療目的につながる物…

心理学とポストモダニズム/シュタイナー

p.11 ボルグ(Borg)の小説にみられる迷宮的テーマ やっぱりボルヘス Borges の事かな。しかしこの後の訳文で、ちゃんとボルヘスがでてくるしなぁ。謎です。 心理学とポストモダニズム―社会構成主義とナラティヴ・セラピーの研究シュタイナー クヴァル Steiner…

構築主義とは何か/上野千鶴子 編著

この本が売れたので「脱・アイデンティティ」が出版されたようです。野口裕二さんが「臨床のナラティブ」という一章を書いています。 逸脱の医療化(Conrad & Schneider 1980) 物語の書き換え(White & Epston) 無知のアプローチ(Anderson & Goolishan) Reflec…

ナラティヴ・セラピーの冒険/小森康永

ナラティヴ・セラピーの冒険デイヴィッド エプストン David Epston 小森 康永 創元社 2005-02売り上げランキング : 118,852Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 心理臨床と倫理 臨床心理学的地域援助の展開―コミュニティ心理学の実践と今日的課題 ナラティ…

ナラティヴ・セラピーの世界/小森康永・野口裕二・野村直樹

序章 ナラティヴ・セラピーの世界へ 第1部 ナラティヴ・セラピーの背景(社会構成主義という視点―バーガー&ルックマン再考 野口裕二 病いの経験を聴く―医療人類学の系譜とナラティヴ・アプローチ 江口重幸 実証から実践へ〜ガーゲンの社会心理学〜 杉万俊夫・…

ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践/斎藤清二・岸本寛史

【購入数】★ 現在は同僚となられた斎藤先生と岸本先生のコラボレーションですね。ナラティブ・ベイスト・メディスンの実践斎藤 清二 岸本 寛史 金剛出版 2003-07売り上げランキング : 52,494Amazonで詳しく見るby G-Tools関連商品 ナラティブ・ベイスト・メ…