ぽっきさんとの対話の中で考えたことだけど、また違う話なので別項をたてました。ナラティヴ・セラピーの"Re-authoring" の訳についてです。
ぽっきさんご指摘のように「再著述」という訳だと、ほとんどの人は「書き換え」と同義だと思ってしまうでしょう。著者という主体を回復するという点では「再著者化」という方がまだよい。でもいまいち具体的になんなのかイメージがわきにくいかもしれません。
こんなふうに訳すわけにはいかないかもしれないけれど、僕の中のイメージとしては「自選人生名作選作成」。作品はすでに書かれていて、それ自体を改訂するわけにはいかない。その中からベストを選んで配列する自らの人生のアンソロジストになる。どんな作品を選んでくるかで、アンソロジーの印象も全く異なったものになる・・・ってところです。