ナラティヴ・セラピーの原点。原題は ”Narrative Means to Therapeutic Ends” で邦題とはずいぶんズレがある。まあ訳された1992年時点では「ナラティヴ」とタイトルにいれてもみんなわからないだろうからしょうがないけど。直訳すれば「治療目的につながる物語的手段」 。訳は全体に固く、こなれていない。
フーコーの引用が多いね。
どこかで泣くセラピストは・・・という話が出てたっけ?ここらへんがナラティヴのあり方。サリーは自分の娘たちに性的虐待を加えていた夫が自殺した後、解離症状を示していた女性。エプストンは招待状にも力を込めているね。
サリーは、次の面接に出席し、手紙がもう一度読まれると、私たちは一緒に泣いた。
クライアントの住所入りというケースレポートにもびっくりする。
- コージブスキー Korzybski, Alfred ポーランド人、一般意味論 http://www.kcmetro.cc.mo.us/pennvalley/biology/lewis/akbio.htm
- p.22 文学的報酬に価する治療 therapy of literay merit → 文学的価値のある治療
物語としての家族 | |
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