第一世代が古典的行動療法、第二世代が認知行動療法、それで第三世代の行動療法がアクセプタンス&コミットメント・セラピーだというから、当然「行動療法」と思って読んだら、すごい方向に行っているなあ。何でしょうこのスピリチュアルな展開は???この一切は空とでもいうべき無常観は原始仏教をも思わせる。こういうセラピーにカタカナははっきりいって似合わない。僕がつけるならタイトルは「諦念関与療法の文脈 臨床行動分析における発心の展開」だ!!!
内容(「BOOK」データベースより)
感情・認知のコントロールからアクセプタンス、現実へのディタッチメントからコミットメント。「こころ」と「癒し」の呪縛から解き放たれるために。内容(「MARC」データベースより)
第3世代の行動療法と呼ばれるアクセプタンス&コミットメント・セラピーに関するハンドブック。哲学・理論、手続き、その適用例、さらに他のセラピーとの対比を体系的に記す。
目次
第1部(機能的文脈主義とは何か;関係フレーム理論(基礎編1)―言語行動・刺激等価クラス、そして関係フレームへ ほか)
第2部(ACT手続きの概略;ACTのアセスメントとケース・フォーミュレーション ほか)
第3部(不安障害に対するACT;痛みに対するACT ほか)
第4部(機能分析心理療法(FAP)という「従兄」―FAPとACTが指向すべき明日の「機能」を探る
森田療法とACT ほか)