2002年に亡くなった元大阪女子大学教授井上先生の著作集。
カメルーンの呪医への弟子入りなど、タイトルにあるようなフィールドワークの体験が興味深い。カメルーンで六人の呪医に占ってもらって全員が「日本に戻ってすぐに死ぬでしょう」という答えを出したという記述に運命のいたずらを感じる。(実際は、日本に戻ってすぐ亡くなったわけではないけれど)
工学部出身でいったんは企業に勤めた筆者がどのような契機で心理学の道からフィールドワークへと駆られ早すぎる死を迎えたのかに関心を引かれた。
| 心理療法とシャーマニズム | |
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