「桜庭一樹読書日記」で知りました。タイトル通り、アメリカにおける死刑囚の最後の食事をたんたんと記録したもの。日本版は多分、補足の説明がはいっているので、原書はもっと寒々としているのでしょう。エドワード・ゴーリーの「おぞましい二人」の幼児殺害夫婦の食事みたいな、荒涼とした食事もあれば、ブードゥー教を信じて、「土ひとかたまり」を所望したものもいる(認められなかったようだけど)。州によっては近所のレストランからよりどりみどりなんてところもあるらしい。日本にはこんな制度はなくって、死刑の前もいつもと同じ食事と言うことです。
死刑囚 最後の晩餐 | |
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