なんにもないところから芸術が始まる/椹木野衣

 椹木野衣、奥歯ちゃんの引用論文に引用されていたので最新刊を読んでみた。
 K.K.の「ワラッテイイトモ、」、飴屋法水の密室断食パフォーマンス、会田誠、ミュールだのニッチだのの変態パフォーマンス、昭和新山と三松正夫、榎忠の仰天パフォーマンス(1977年、体の半分の毛だけを完全脱毛しハンガリーへ。半年間ひたすら地面を掘り化石を発掘。)、ウエットン=ブラフォードとのクリムゾン解散後のロバート・フリップのソロ。大竹伸朗のゴミアートなど、既成の美術概念をゆるがすアートに関する評論。

なんにもないところから芸術がはじまる
なんにもないところから芸術がはじまる椹木 野衣

新潮社 2007-07
売り上げランキング : 37122

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
マイクロポップの時代:夏への扉
芸術の設計―見る/作ることのアプリケーション
アート:“芸術”が終わった後の“アート” (カルチャー・スタディーズ)
日本・現代・美術
美術になにが起こったか―1992‐2006