新聞連載らしく繰り返しが多い。うつ病の人にタブーは禁忌と書いてあったり、必ずしも禁忌でないとあったりして通読すると混乱すると思う。
「最前線」だったらメランコリー型うつ病を「真のうつ病」なんて表現しないのではないかな。ディスティミア型のうつ病は「適応障害」と書かれたり「ディスティミア型うつ病」と書かれたりとにかく偽物扱いで、その患者は「自己愛的」「意欲がない」とちょっとあんまりな扱い。少なくとも企業の側にも適切な労働条件への配慮を欠いているところが多いことも併記すべきだろう。
「ディスティミア型うつ病」を、そのような偏見で色づけるのを心配されていた樽味先生もきっと草場の影で泣いてるだろう・・・。
臨床の記述と「義」―樽味伸論文集 | |
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