普通の芸術療法の本かと思って読み始めたらびっくり。筆者はシベリア抑留を経験した元高校の美術教師で東京精神分析研究所の大槻憲二(筋肉少女帯じゃないよ)の指導も受けたという御年89歳の方。かなり恣意的な象徴解釈には悪いけどちょっと笑っちゃいました。西武ライオンズのマスコットを写した絵の色遣いを象徴解釈してもねって感じ。それよりもう少し大槻憲二のこと書いてほしかったな・・・
でも、この本読んで長年の謎がとけた。小学校の頃「特ダネ登場」かなんかのTV番組で、自殺する前の子どもが特徴ある絵を描くというのをやっていて、怖かったせいかすごく印象に残っていたのだけど、インターネットで検索してもついに発見できずじまいだった。(ああ、ひょっとしてそのトラウマか何かで今こんな仕事をしているのかな?)その時でてた人は多分、この本に書いてある美術教師、故・浅利篤氏のことだね。
浅利氏はこんな怪しい本も書いてるらしい。後で探求する。
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