「言葉の煎じ薬/呉智英」
また「すべからく」誤用批判かとちょっとうんざりして読み始めたけど、「階梯」の意味が「入門書」にこだわったり(原義が「階段」でそこから「入門書」という比喩が出るので、中沢新一の「虹の階梯」ってそんなおかしくないと思う)、英語に白夜を表す一定の訳語はないといったり("midnight sun"が定訳でしょう)ちょっと呉先生も老いたりなのかな、と思ったけれど、最後まで読んだらやっぱり結構面白かった。
・チャリンコ、朝鮮語源説。
・村八分は火事と葬式以外っていうのは民間語源。
・森オト(漢字が出ない)のオトは虎っていう意味。
臨床心理学部は医療系、とか alcoholism はアルコール中毒しか訳しようがないっていうのはまあご愛敬。
言葉の煎じ薬 | |
呉 智英 双葉社 2010-06-16 売り上げランキング : 7647 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 フリースタイル11 特集「日本マンガ全集」編集会議 言葉の常備薬 (双葉文庫) ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる! フリースタイル12 特集:勝手に「日本マンガ全集」編集会議PART2 手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21) |