必要とされるプロの里親 「新たな家庭・SOS子どもの村―国際NGO・SOSキンダードルフに基づく里親コミュニティ―/金子龍太郎 中島賢介」

 SOS(Save Our Soul)子どもの村とは、国際的な民間の児童支援組織です。「おかあさん」と呼ばれるプロの里親がひとりあたり3人〜8人の子どもを養育する家庭が複数集まってできていています。
 日本でも今年の4月から福岡に日本で初めてのSOS子どもの村ができたそうです。福岡で学会があったら是非見に行ってみたいですね。
 日本の自殺者が三万人を越えているというのは有名ですが、日本で適切な養育者がいなくて施設・里親を求めている子どもの数も三万人を越えているそうです。キリスト教の根付いていない日本では里親制度は非常に遅れているので、応援したい気持ちになりました。
 心理的なサポートも大事ですが、もちろん現実的な面での支援が第一なのですから。

新たな家庭・SOS子どもの村―国際NGO・SOSキンダードルフに基づく里親コミュニティ―
新たな家庭・SOS子どもの村―国際NGO・SOSキンダードルフに基づく里親コミュニティ―金子 龍太郎 中島 賢介

明石書店 2010-04-13
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