「寺山修司の青春俳句/酒井弘司」

 寺山修司といえば思いつくのは短歌だけれど、もともと彼が表現手段として選んだのは俳句で、彼が詠んだ短歌の中にもかなりの数が自作の和歌が原案になったりしている。結局、舞台に目覚める頃には俳句の絶筆宣言を行うことになるのだが、死の直前には再び俳句を詠んでいる。そういう意味では寺山の表現活動の原点とも言うべき若き日の俳句を中心に解説。

寺山修司の青春俳句
寺山修司の青春俳句酒井 弘司

津軽書房 2007-11-01
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