「近代という病いを抜けて―統合失調症に学ぶ他者の眼差し/仲野実」
大阪の浅香山病院の開放化の中心になった精神科医の仲野実先生の著作。三枚橋病院みたいに院長が新設病院の開放化を進めるというのに比べて、浅香山病院みたいな大病院を地域に開いていくには様々な戦略が必要だったことでしょう。ちょっとだけご一緒したことがありますが、何ともいえないふところの広さをもった方ですね。
フランス系の映画や思想と、精神疾患をもった人々に対するあたりまえの姿勢が共存。っていうか全心協の宮脇さんがいっているのの源流はここじゃないですか。
近代という病いを抜けて―統合失調症に学ぶ他者の眼差し (Psycho Critique) | |
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