500-01-08から1日間の記事一覧

Subjects of Analysis (1994)

「あいだ」の空間 Ogden,T.H./新評論 「分析の第3主体」というと何か難しいけど、「雰囲気」と置き換えて読めばいいのかな。精神分析には分析者と被分析者とその場の雰囲気が存在する。こう書けば日本人にはわかりやすいよね。「あいだ」の空間―精神分析の…

The Matrix of the Mind,object relations and psychoanalytic dialogue (1986)

「こころのマトリックス 〜対象関係論との対話〜」 Ogden,T.H. /岩崎学術出版 自我心理学全盛期のアメリカにカーンバーグによってイギリスの対象関係理論が紹介されたのを第1世代の対象関係理論の紹介だとすれば、本書は第2世代の対象関係理論紹介の書。ク…

Projective Identification and Psychotherapeutic Technique (1982)

「投影性同一視と精神療法の技法」 Ogden,T.H./Jason Aronson 【購入数】★★ オグデンの理論のベースとなるコミニュケーションとしての投影性同一視に関する論文集。 Projective Identification and Psychotherapeutic Technique (Maresfield Library)T. Ogde…

Reference

Theory

投影同一化 無意識的防衛/コミュニケーション/対象関係様式/心的変化の経路 自閉−接触ポジション autistic-contiguous position (Ogden,1988) クラインが想定した妄想ー分裂、抑うつの二つのポジションよりさらに原始的な心理学的構造 感覚に支配される種…

Overview

カーンバーグはメラニー・クラインやフェアベアンの紹介によって自我心理学の枠組みの中にイギリス対象関係論を取り入れようとした。オグデンはクライン理論の読み直しを行った第2世代といえるだろう。