魂の労働/渋谷望

 ネオ・リベラリズム批判の書。医療化の問題に関しては若干ふれられていましたが、臨床心理学関係の言及はほとんどありませんでした。イギリスのソーシャルワークは対応から予防にシフトしているなんて、あんまり本当とは思えない・・・
 「よく知られているようにフーコーは・・・」ってどのくらいのオーダーがよく知られているってことになるのかな。専門外の人間にはつらいね。

魂の労働―ネオリベラリズムの権力論
魂の労働―ネオリベラリズムの権力論渋谷 望

青土社 2003-10
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