東横イン、研修に内観療法を利用

 フジテレビ系「とくダネ!」の朝のニュースで見ました。問題となっている身体障害設備の違法撤去だけでなく、劣悪な労働条件に関する内部告発のことをやっていました。東横インの入社研修で入所予定者は7泊8日の内観合宿に自費で参加していたそうです。(現在は費用は会社持ちになったらしいですが)
 コメンテーターの岩上安身さんもいっていましたが、内観自体は有効な心理療法の一つですが、劣悪な労働条件の問題を個人の問題にすりかえるような使われ方には倫理上問題があります。小沢牧子氏らの主張も、このような問題に関しては正しいと言えましょう。
 司会の小倉氏は2002年に、「とくダネ!」の特集で内観を取り上げたことはすっかり忘れてしまったようで、「俺だったら寝ちゃうな」とコメントしていました。
 東横イン箱根国立公園内観研究所という施設があるようです。

http://www.e-naikan.com/jpn_index.html

 内観療法というと故・村瀬孝雄先生、大阪大学名誉教授の三木善彦先生が有名ですが、三木先生は東横イン箱根国立公園内観研究所から書籍も出しています。またホテル内のテレビでは三木先生監修の内観ビデオが流れているようです。

http://www.nara-naikan.jp/book.html
 
 西田社長は内観に関する著作もあります。

http://www.asahi.com/national/update/0128/TKY200601280218.html

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