タイトル通りクライン・タスティン系列の自閉症・精神病の精神分析。序文を白百合女子大学の木部則雄先生が書いているんだけど、次のような表現を発見。
思いっきり笑わせてもらった。多分、みんなクライン派にならないといけないらしい。木部先生の発言では「ロケット団のRは正義のR」(こどもの精神分析 クライン派・対象関係論からのアプローチ/木部則雄 - 裕’s Object Relational World)、「松茸や茸類は寄生植物」(対象関係論の実践/祖父江典人 - 裕’s Object Relational World)に並ぶくらいのインパクト。
つまり、近頃、青少年の残酷無比な犯罪の中には、しばしばアスペルガー障害などの発達障害が指摘されることもあり、そうしたこころの問題に従来の現実適応のみを重視する認知行動療法などでは解決策を見出すことができないと判明している。 via 自閉症へのクライン派・タスティンの精神分析アプローチ/木部則雄 xv「自閉症の精神分析への展開/ディディエ・アウゼル マリア・ロード編」
読み始めてから気づいたけど、訳者のひとりは大学院の同級生の脇谷さんじゃないですか。またタヴィストックいってるんですね。帰国したら乳幼児観察のことなどお教えくださいね。
自閉症の精神病への展開 | |
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