ある秘密/フィリィップ・グランベール

 パリで開業している精神分析家による自伝的小説。少年のファミリー・ロマンスからはじまり、明らかになっていく家族の秘密とは・・・
 ユダヤ人がある国に定住するときに、ユダヤ風の名前をどうするかということが問題になるようですね。分析家でもフックス→フークスなどの例があります。この小説でも改名が「秘密」とも大きく関連しています。

ある秘密
ある秘密フィリップ グランベール Philippe Grimbert 野崎 歓

新潮社 2005-11
売り上げランキング : 69436

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
ほとんど記憶のない女
移民たち
わたしを離さないで
イラクサ
不運な女