アンコモン・セラピー／ジェイ・ヘイリー

内容（「BOOK」データベースより）
エリクソンの数々の論文、そして著者との100時間以上に及び対話から、エリクソン療法を解説する。
内容（「MARC」データベースより）
人間の尊重、人のために全身を傾倒する姿勢、人々の日常生活の尊重など、見えにくかったエリクソン治療の背景から、治療における陰と陽、図と地、意識と無意識の相互作用を学ぶ。
目次
１　戦略的な心理療法
２　家族のライフサイクル
３　求愛期：青年に変化をもたらす
４　若者の性格改造
５　結婚とその結果
６　出産と子育て
７　夫婦と家族の難局
８　親の子離れ
９　老年の苦悩

　ミルトン・エリクソンって本当に実在したのかな。そりゃ、ビデオを見たことはあったりするけれど、何だか読めば読むほどおとぎ話の中の人じゃないのかって思ってしまう。
　確かに身長150cm、体重120kgの女性に「あなたは醜い脂肪のかたまりです」などといってしまうセラピーはアンコモン(普通じゃない)。だけど、もっと普通じゃないのは、そのクライアントがエリクソンのいうとおり、図書館で世界の民族の多様な風習について勉強したり、洋服を買いに行かされたりするうちに、いつのまにかファッション・モデルになってしまうこと。

　以下は youtobe に落ちていたエリクソンの催眠誘導。

http://www.youtube.com/watch?v=wekHYANNWLs

アンコモンセラピー―ミルトン・エリクソンのひらいた世界