ぴゅん氏本。タイトルは"The Interpretation of Murder" フロイトの『夢判断』に懸けています。フェレンツィ、ユングとともにクラーク大学での講演のためにニューヨークを訪れたフロイトが犯罪に巻き込まれた記憶喪失の女性の分析のスーパーヴィジョンを依頼されるというミステリ。ブリル、アーネスト・ジョーンズも主要人物として登場。モートン・プリンスやらパトナムなどもカメオ出演。
ミステリとしてのできは今ひとつなので、よみどころは精神分析の内幕的なところでしょうか。フロイトがユングの予言したポルターガイスト現象で失神してしまうという有名なシーンも描かれていますが、ユングは女たらしの男性中心主義、民族中心主義でほとんど反社会パーソナリティみたいなひどい書かれようです。それから精神分析をあつかった小説でのお約束、ヒロインと分析家のロマンスも・・・
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