Regression in the service of the Ego

 『統合失調症とのつきあい方/蟻塚亮二』を読んでいたら、”Regression in the service of the Ego” の訳が、「自我を助ける適応的退行」と訳されていた。既訳は「(自我による)自我のための退行」、「自我に奉仕する退行」などだが、「自我に奉仕する退行」、「自我を助ける適応的退行」は、何が自我を助ける/に奉仕するか考えるとわからなくなる。ここは文字通り、自我のサービスにおける退行、「自我の貢献による退行」、「自我が貢献している退行」と訳したい。